馬の上でのリズムのとり方。
 先日、別の方の答えの中に「常歩4節、速歩2節、駈歩3節」とありましたが、具体的にリズムは体のどこで取るのですか?私はよくわからないので、口の中で「1・2、1・2」とつぶやいていますがそれでリズムがとれているとは思えません。
 上手い人が騎乗している時、とてもテンポよく馬も動いていますが、それがリズムがとれているということなのでしょうか?

(27歳・女性・乗馬歴4ヶ月)
 まず、リズムをとるというのは、乗り手の重心が前後、左右にブレることなく、馬の動きに合わせて上下に移動することです。この時に一番大切なことは、一定のリズムを取り続けることです。練習のために(速歩の時)初心者には軽速歩をとることをお勧めします。(アブミの上に立つことによってリズムをとります)そして、一定のリズムをとるためには、乗り手自身の上体を支える部分(主に騎座、軽速歩では多少脚を使ってもよい)が、鞍および馬体から離れないようにしなければなりません。ただし、この時足で締め付けようとするのではなく、膝とつま先を内に向けることで行ってください。
 あなたがしているように、口の中で数を数えるのも、良い方法だと思います。ただ、初心者の軽速歩では一生懸命リズムを合わせようとするあまり、飛び上がるように立ってしりもちをつくように下りていることが多いので、それを改善するためにも「イチニ、イチニ」ではなく
「イッチニ、イッチニ」または「イチトニ、イチトニ」と数える方が良いかもしれません。

(ジョーバ博士)


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